ADSL回線
categoty:インターネットの基礎知識 | Posted by: | 更新日:2015年9月22日 公開日:2015年9月20日 |
ADSLは、有線タイプのインターネット回線の一つです。
ADSLには、つぎのような特徴があります。
ADSL回線の特徴
よく固定電話とよばれれる従来の電話回線を使用したインターネット回線です。
固定電話回線は、金属の銅線で出来ているので、ADSLのことをメタル回線と呼ぶ時もあります。
ADSLは、電話回線で音声通信で使用していない帯域(部分)をデータ通信に使用する方法です。
ADSLのメリット
住戸への引き込み工事が原則不要
既に一戸建てやマンション住戸に引き込まれいる電話回線を使用するので、原則的に、住宅への回線の引き込み工事が不要になります。
但し、固定電話回線が引き込まれていない場合には、新規に住戸への回線引き込み工事が必要になります。
固定電話回線の電話局内の引き換え作業のみ
ADSLは、電話局から住戸までは既存の電話回線を利用しますので、ADSLへの切替は、電話局内の交換器の接続設定のみとなります。
ISDN回線より高速通信が可能
ADSLが提供される前までは、インターネット回線というとISDN回線というデジタル回線でした。ISDN回線は通信速度が56kbpsでしたので、ADSLでは、サービスにより通信速度に違いがありますが、約180倍以上の通信速度が提供されています。
料金が光回線にくらべ割安
ADSLは、光回線に比べると、料金が割安なのが特徴です。料金は、ADSLの提供会社によっても異なりますが、光回線の約1/3から半分程度の料金で提供されています。
音声通話と同時にインターネット接続できる
ADSLは、固定電話回線の音声通話で使用していない帯域(部分)を使用してインターネット接続をしていますので、回線は一つですが、音声通話と同時にインターネット接続ができます。
ADSLのデメリット
電話局からの距離によって通信速度に変化する
ADSLは、通信距離が長くなるとどうしてもデータが損失しやすくなるという特性があり、電話局から住戸までの距離が長くなるにしたがい、通信速度が低下するというデメリットがあります。
ADSLの通信速度は、電話局から2Km以上になるところから、急激にする低下します。
ベストエフォート型の通信サービス
ADSLは、ベストエフォート型の通信サービスで、通信速度が保証されているサービスではありません。使用日時によって、通信速度は、変化します。
インターネット回線の種類のページに戻る
最近のコメント